≪アガパンサス≫

恋の訪れ

ユリ科 アガパンサス属

アガパンサスをたのしむには、
庭植えと鉢植えがありますが、
切り花には、庭植えを利用します。
繁殖が比較的遅いので、
普及度は遅れていますが、
最近では20種類くらいの品種はあります。
また、葉にも常緑タイプと、
冬になると地上部が枯れる冬期休眠タイプがあります。
常緑タイプは冬期の凍結から守れば、
一年中つややかな葉を保ち、
冬期休眠タイプは冬になると凍結がなくても葉は休眠し、
春に新しい葉が再生します。

アガパンサスとは、
ギリシャ語の愛の意味をもつ、「アガパ」と、花の意味をもつ「アンサス」との結合語で、
「愛らしい花」といった意味があります。
和名を「ムラサキクンシラン」といい、昔から親しまれてきました。
葉のボリューム感と全体の姿が同じ南アフリカ産のクンシランに似ており、
花色の特徴が紫青色であるためにこの和名がついたものと考えられます。
アガパンサスも南ア産ですが、ヒガンバナ科のクンシランとは全くの別種です。

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